大阪市西区の四ツ橋・西大橋・心斎橋で糖尿病治療は四ツ橋診療所

糖尿病とは？

糖尿病は、血液中のブドウ糖（血糖）濃度が慢性的に高くなる生活習慣病です。通常、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが血糖値を調整していますが、糖尿病ではこの機能に障害が生じます。その結果、高血糖状態が続き、様々な合併症を引き起こす可能性があります。

大阪市西区　四ツ橋・西大橋・心斎橋にある四ツ橋診療所では、糖尿病の早期発見と適切な管理に力を入れています。定期的な検査と生活習慣の改善を通じて、患者様の健康維持をサポートいたします。

こんな症状はありませんか？

糖尿病は初期段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、進行すると以下のような症状が現れることがあります。

糖尿病の種類

1型糖尿病

主に遺伝的要因や自己免疫疾患によって引き起こされ、インスリンをほとんど分泌できなくなります。

2型糖尿病

生活習慣が主な原因で、インスリンの分泌量低下や効果の減弱が起こります。日本人の糖尿病の大半がこのタイプです。

その他の糖尿病

妊娠糖尿病

妊娠中にホルモンバランスの変化などにより、一時的に血糖値が上昇する状態です。多くの場合、出産後に改善しますが、将来的に2型糖尿病を発症するリスクが高くなります。

二次性糖尿病

膵臓疾患、内分泌疾患、薬剤（ステロイドなど）の使用が原因で発症する糖尿病です。原因となる疾患や薬剤の治療・管理と並行して、血糖コントロールを行う必要があります。

糖尿病の合併症

糖尿病網膜症

網膜の細い血管が長期の高血糖により障害されます。初期には自覚症状がありませんが、進行すると視力低下や失明の原因となります。定期的な眼科検診が重要です。

糖尿病腎症

高血糖状態が続くと、腎臓の濾過機能を担う糸球体が徐々に障害されます。初期は尿中のタンパク質増加から始まり、最終的には人工透析が必要になることがあります。早期発見と適切な治療が腎機能維持の鍵となります。

糖尿病神経障害

高血糖により神経が損傷を受け、手足の痺れや痛み、感覚異常などが現れます。自律神経にも影響を及ぼし、消化器症状や心臓の不整脈などを引き起こすこともあります。

血管障害

動脈硬化が加速度的に進行し、心筋梗塞や脳卒中、末梢動脈疾患のリスクが高まります。糖尿病患者は非糖尿病者と比べて、これらの疾患のリスクが2～4倍高いとされています。

下肢病変

神経障害と血行不良が原因で、足の感覚が低下し、傷や潰瘍が悪化しやすくなります。重症化すると足の切断が必要になることもあるため、日々の足のケアと定期的な足の検査が重要です。

糖尿病の診断基準

以下のいずれかに該当する場合、糖尿病と診断されます。

これらの検査は、複数回実施して確認します。

糖尿病の治療

食事療法

バランスの取れた食事を心がけ、適切なカロリー制限を行います。炭水化物の摂取量や食事の時間にも注意が必要です。

運動療法

定期的な運動は血糖値の改善に効果的です。ウォーキングなど、無理のない範囲で継続的に行うことが大切です。

薬物療法

生活習慣の改善だけでは血糖コントロールが難しい場合、経口血糖降下薬やインスリン注射などを用います。個々の状態に応じて適切な治療方法を選択します。