心とからだの相談室について

「心とからだの相談室」は、内科である当院の特色ある取り組みの一つです。
身体症状を薬だけで治そうとしたり、「ストレスのせい」とだけするのではなく、身体から発せられる”心の声”にも耳を傾けるために、臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングを行っております。
- ストレスが続くとお腹の調子が悪くなる
- 緊張すると息苦しさや動悸が起こる
- 慢性的な不調が気分の落ち込みにつながる
- 考え事をして眠れない、やる気がでない など
私たちの身体は、「安心・不安・恐怖」といった感情に敏感に反応し、呼吸や脈拍、筋肉の緊張、消化の働き、睡眠にまで影響を及ぼします。そうした状態で無理を続けていると、身体は「もう動けない」と判断して、無気力になったり、感情が鈍くなったり、身体のだるさや重さといった症状へと繋がります。
身体からのSOSを最初に受け取るのは、かかりつけ医です。
その段階でケアすることが、より深刻な状態を予防することにも繋がるとの考えから、当院では必要に応じて、心身両面からのアプローチを大切にしております。
※精神疾患が疑われる場合、強い抑うつ感や希死念慮がある場合、休職等が必要な場合には、精神科・心療内科等の専門医にご紹介いたします。専門医の許可があれば、連携してカウンセリングを行うことも可能です。
メッセージ

「心とからだの相談室」では、日常の中で切り離して考えがちな「心」と「身体」の繋がりを取り戻すことを目指しています。
身体症状は、環境との不適応や、自分自身のあり方へのゆがみ・偏りへの警告であり、心身への負担の大きさを示すサインでもあります。
そこにじっくりと目を向ける事は『よりよく生きるための気付き』にも繋がります。単に症状を取り除くことを目的とせず、生き方やあり方を丁寧に見つめ直す場としてもご利用いただければと思います。
ご利用方法・料金について
・完全予約制・保険適応外
・料金 50分/回 5,500円(税込)
75分/回 8,250円(税込)
・担当:臨床心理士・公認心理師 名合(なごう)
・初めての方は、医師の診療を受けていただきます。必ずご来院前に「カウンセリング希望」とお申し出の上、お問い合わせください。
・電話相談、オンライン相談(Zoom等利用)にも対応しております。
・詳しくは担当者の勤務日(→カレンダーをご覧ください)に、当院までお問合せください。
ものわすれ予防の取り組み
当院では、意欲の低下や物忘れが気になり始めた方を対象に、予防的関わりを行っております。
対象:65歳以上
物忘れが気になる方、意欲の低下がみられる方
日中お一人で過ごす時間が多い方、集団への参加が苦手な方
条件:ご本人が一人で通院可能な方、もしくはご家族の付き添いが可能な方
事前に認知機能や抑うつなどの評価をさせていただきます
内容:・傾聴的アプローチ
・アートセラピー(塗り絵・箱庭・描画・写経等)
・回想法(思い出話や若かりし頃の武勇伝等) など
その方に合ったやり方で、臨床心理士・公認心理師と1対1で行います。
ご家族からのご相談も受け付けております。
30分/回 2,200円(税込)
50分/回 3,300円(税込)
まずは、診察時に担当医にご相談ください。